色、材質

スキャンのポイント:スキャンしにくい色、材質

レーザーの特性により、色や素材によってスキャンの精度が低下する場合があります。以下のような素材の被写体をスキャンする場合、スキャン方法を調整するか、あらかじめ表面に艶消しスプレーを塗布するなど、加工してからスキャンするとスキャン品質が向上することがあります。

光を反射する、もしくは透明な素材

被写体が金属のように表面が光を反射するもしくは透明な材質の場合、レーザー光が正確に反射しない、または透過するので、形状の測定が正しく行えません。このような場合、艶消しスプレーや色を塗ってからスキャンするのが効果的です。

金属表面の被写体

スプレーコーティングした後

スプレーコーティングした後のスキャンの結果

 

 

黒いオブジェクト

濃い色は光線を吸収するため、レーザー光の反射が弱くなります。そのため、黒色などの濃い色の表面をスキャンするときは、スキャナーを被写体に近づけたり、光を当てながらスキャンしてみてください。

ヘッ ドモードとオブジェクトモードの最短スキャン距離はそれぞれ25cm、10cmです。髪の色が比較的濃い人物や濃い色の服を着た人物、あるいは色が比較的 濃い被写体をスキャンする場合、スキャナーを被写体に近づけてスキャンすると、反射するレーザー光が強くなります。またスキャン角度を調整すると、異なる 角度からの反射したレーザー光を捕捉することができ、スキャンできるようになる場合があります。

デモビデオ:ヘッドモード

スキャナーが黒い髪の形状を捕捉できない場合、オブジェクトの特徴の把握にご参照ください。