オブジェクトモード

スキャン方法:オブジェクトモード

正しい方法で被写体に焦点を合わせ、被写体の特長に合わせてスキャン方法を調整すると、お好みのオブジェクトを手軽にデジタル化できます!

スキャンの手順

1. 被写体に焦点を合わせる

オブジェクトモードのスキャン可能範囲(スキャンできる最大サイズ)は幅60cmx奥行60cmx高さ30cmです。

オブジェクトモードを使用する場合、必ず被写体を平らな面に置き、被写体に「焦点を合わせる」とスキャンできます。

「斜め上」から焦点を合わせると、スキャナーは被写体の大きさを素早く認識できます。

focus

左手でスキャナーを横に持って被写体に近付け、プレビュー画面を見ながらスキャン開始位置を調整します。

被写体が緑の枠に収まったら、「スキャンを開始」をクリックするか、スキャナーの起動ボタンを軽く1回押してスキャンを開始してください。

デモビデオ
注意
被写体の背景の色が複雑な場合、焦点を合わせにくくなります。被写体をシンプルな背景の前に置いてスキャンしてください。

ヒント
緑の枠はスキャナーがその時点でフォーカスしている位置を示しています。スキャン開始後、スキャナーは自動的にスキャン範囲を調整します。そのため被写体を完全に緑の枠の中に収めなくてもスキャンを開始できます。

2. 読み取り結果を確認しながらスキャナーを動かす

スキャン中は、スキャンソフトウェアウィンドウの右側のクイックイメージに表示される立体イメージの読み取り結果を随時確認しながらスキャナーをゆっくりと動かしてください。

スキャン中

 

上の写真のAのグレー部分は読み取りが完了していない部分を示し、Bのカラー部分は読み取りが完了している部分を示しています。このような場合、スキャナーをAの方向へ動かし、イメージが欠けている部分を補ってください。

デモビデオ

任意の方向にスキャナーを動かしてください。ロボット頭部の読み取りができていない場合はスキャナーをロボット頭部の方向へ動かします。足の部分の読み取り ができていない場合はスキャナーを下へ動かします。スキャンが完了した場所を再スキャンしてもかまいません。被写体は静止状態を保ち、同じ部分を再スキャ ンし、読み取りが済んでいない細部を補ってください。

3. スキャンの完了

スキャンが完了したら、「完成」をクリックするか、スキャナーのボタンを軽く1回押してスキャンを終了します。

デモビデオ

ヘッドモード

スキャン方法:ヘッドモード

スキャンできる範囲を十分に把握し、あらかじめスキャン品質に影響を与える要因を取り除くことで、手軽に頭部をデジタル化できます!

注意
スキャン中、被写体の方はしっかりと静止してください。動くとスキャン品質に影響を及ぼします。

ヒント
スペースの確保が難しい場合、被写体の方はターンテーブルなどを利用し、スキャナーを固定してスキャンしてください。

スキャンの手順

1. 最も近いスキャン距離を測定する

ヘッドモードのスキャン可能範囲は幅80cmx奥行50cmx高さ80cmです。スキャンできる範囲は固定されているため、「最も近いスキャン距離」からスキャンを開始すると、頭部の立体イメージを読み取りやすくなります。

メジャーを使ってスキャナーと被写体の実際の距離を測定できない場合、プレビュー画面を見ながらスキャン開始位置を調整します。

左手でスキャナーを横に持って被写体の頭部の中で最も突出してる部分(例:鼻や耳)に近づけ、プレビュー画面のイメージを見ながらスキャナーを前後に動かします。

最も突出している部分がプレビュー画面に表示されたら、「スキャンを開始」をクリックするか、スキャナーの起動ボタンを軽く1回押してスキャンを開始してください。

横顔で最も突出している部分(耳)がプレビュー画面に鮮明に表示されたらスキャナーの位置は適切であり、イメージを読み取れます。

頭部にイメージが表示されない(グレー)部分がある場合、スキャナーの距離が近すぎます。スキャナーを被写体から遠ざけてください。

正面の最も突出した部分は通常は鼻ですが、側面の最も突出した部分は耳の場合もあれば頭髪の場合もあります。さまざまな部分に焦点を当てて最も近いスキャン距離を測定すると、スキャンしやすくなります。

デモビデオ

 

イメージを読み取るためのヒント
1. 横顔からスキャンを開始する場合は耳を基準点としてください。
2. 正面からスキャンを開始する場合は鼻を基準点としてください。
3. プレビュー画面にイメージが完全に表示されてから(頭頂部やあごがプレビュー画面に表示されてから)スキャンを開始してください。

 2. 読み取り結果を確認しながらスキャナーを動かす

スキャン中は、スキャンソフトウェアウィンドウの右側のクイックイメージに表示される立体イメージの読み取り結果を随時確認しながらスキャナーをゆっくりと動かしてください。

スキャン中

 

上の写真のAのグレー部分は読み取りが完了していない部分を示し、Bのカラー部分は読み取りが完了している部分を示しています。このような場合、スキャナーをAの方向へ動かし、イメージが欠けている部分を補ってください。

デモビデオ

任意の方向にスキャナーを動かしてください。あごの部分の読み取りができていない場合はスキャナーをあごの方向へ動かします。スキャンが完了した場所を再ス キャンしてもかまいません。被写体は静止状態を保ち、同じ部分を再スキャンし、読み取りが済んでいない細部を補ってください。

ヒント
スキャナーを一周させた後、スキャナーを顔の前で静止させ、ゆっくりと顔全体をスキャンすると、顔部分のスキャン品質が向上します。
スキャナーは被写体表面の凹凸を感知することで被写体との位置関係を測定しています。被写体の髪型に明瞭な起伏がないなどの場合、スキャナーは被写体との位置関係を測定できなくなります。「オブジェクトの特徴の把握」の説明を参考に位置関係を測定する目印を追加してください。

3. スキャンの完了

スキャンが完了したら、「完成」をクリックするか、スキャナーの起動ボタンを軽く1回押してスキャンを終了します。

デモビデオ

製品について

XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナーについて

XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナーはインテル® RealSense™テクノロジーを利用し人物の顔や各種オブジェクトを手軽に素早く3Dデータ化し、新しい3Dモデリングの世界へ導く製品です。

スキャナーの原理

3Dスキャナーについて

3Dスキャナーのスキャン原理は、スキャナーから見えないレーザー光をスキャン可能範囲にある被写体の形状及び奥行きを測定し、捕捉したデータを1秒間30枚のスピードで重ね合わせて3D化する技術です。

被写体

レーザーによる測定画像

操作方法

スキャンのポイントは下記の各章をご参照ください。

ヘッドモード
オブジェクトモード
フルモード

スキャンのポイント

被写体の形状、色および材質によって形状を読み取りにくい場合があります。下記のポイントをご参照いただき、スキャンしてください。

スキャンしにくい色、材質
オブジェクトの特徴の把握
スキャン環境の光源について
被写体の固定
スキャンの再開

その他の情報

安全のためのガイドライン
ファイルの保存

安全のためのガイド

安全のためのガイドライン

  • レーザースキャンモジュールが破損する恐れがあるため、スキャナーのカバーを取り外さないでください。お客様自身が製品を分解した場合は保証対象外となります。
  • 本スキャナーの推奨動作温度は10℃から40℃です。高温あるいは低温の環境ではスキャナーの機能やスキャンの品質に影響する場合があります。
  • 本スキャナーは室内のみの使用を想定して設計されています。
  • 本スキャナーはクラス1(Class1)基準を満たしたレーザー製品であり、レーザー製品に関する安全規格IEC60825に適合しています。
ご注意: 危険防止のため、必ず定められた操作手順に従って本製品をご使用ください。